2021年9月
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バンコクの入管第1ディビジョンはラクシー区「官庁合同庁舎」の中
他のページで何度も書いた通り、タイ入管で永住権を取り扱うのはタイ全土でただ1カ所、バンコクの入管第1ディビジョン(Immigration Division 1)永住権担当デスク(D及びEデスク)だけだ。

入管第1ディビジョンはバンコクでも、ドンムアン空港に近いラクシー区の「官庁合同庁舎」(The Government Complex Commemorating His Majesty the King 80 th Birthday Anniversary ศูนย์ราชการเฉลิมพระเกียรติ ๘๐ พรรษา ๕ ธันวาคม ๒๕๕๐)の、B棟にある。
参 照:官庁合同庁舎のウェブサイト
バンコクでビザ延長を行っている人には、おなじみの場所だ。
永住権は制度上、地方入管でも申請を受け付けることになっているが、実態は、すべてバンコクの永住権デスクに取り次いでいるだけで、地方入管には永住権申請の委細を知る職員は全く配置されていない。
なので、あらゆる質問や確認はバンコクの永住権デスクに直接行う必要があるし、実際に申請する先も、地方入管ではなくバンコク入管に直接行うのが鉄則だ。
なので、永住権申請を決意して準備を始めた時から、バンコクの永住権デスクへの「行脚」が始まる。
地方在住者は永住権関係の手続きで宿泊も
バンコクや近郊在住の人には関係ないだろうが、こうして地方からバンコクの入管永住権デスクに出向くには、場合によっては宿泊が必要になる。
バンコク入管に徒歩3~4分の最寄りホテルはここ!
官庁合同庁舎はバンコクでも郊外なので、朝イチで出向くような場合には、市内からだと渋滞を覚悟しなくてはならず、時間も読めない。
幸い、官庁合同庁舎にはすぐ横に、庁舎B棟に直結したホテルが1軒だけある。
ホテル名は、以下の通り。
Centra by Centara Government Complex Hotel & Convention Centre Chaeng Watthana
[ホテルのサイトへ]

覚え切れないぐらい長い名前だ・・・
短く Centara Government Complex Hotel と呼んでいればいいらしい。
ホテルから入管までは建物同士が連絡通路で繋がっているので、徒歩3~4分だ。
タイ人出張者にはよく知られている
ここは高級ホテルを展開するセンタラ・グループの1ホテルだが、立地的に観光客には全く縁がない。
しかし、他県から官庁合同庁舎に公務出張するようなタイ人の間ではよく知られていて、主な客層もそういう人たちだ。
要は、官庁用務客相手のビジネスホテルである。
わたしは入管へ出向くのに前泊が必要な時や、本業の方で官庁合同庁舎で朝から会議に出るような時に、何度も投宿した。
ホテルの2階が入管が入る庁舎B棟に連絡通路で直結しているので、徒歩ですぐ行けるし雨でもぬれずに済むので、便利である。
特に、夜バンコクに入って翌朝一番で入管に行くような場合にはとても楽だ。
部屋や設備はOKだが徒歩圏内に何もない
グレード的には中級ホテルだ。
センタラ・グループのホテルだけあり部屋や施設等は至ってまともだ。
ホテル内のレストランの価格設定は高くなく、公務出張のタイ人が無理なく利用できる値段になっている。
ただ、広大な官庁合同庁舎エリアの中なので、徒歩圏内の周囲には、コンビニを含めて全く何もない。
(平日で庁舎の開庁時間内なら庁舎内のコンビニや店が利用できる)
どこかに出かけるなら、足はタクシーしかない。
なので、他県から官庁合同庁舎に所用の際には前泊等に非常に便利だが、そうでなければあえて選ぶ理由は全くないという立地だ。
時々中国人ツアー客も・・・
外国人観光客には無縁な立地なはずだが、ツアー会社が中国人団体客を送り込んでいるようで、わたしも何度か遭遇した。
あまりのうるささに、部屋が同じフロアになってしまった時にはフロアを変えてもらった。
特に勧めるわけではないが、利便性はある
特段に穴場な訳でもないし、特段にこのホテルをお勧めする訳ではないが、「バンコク入管へ徒歩で雨でもぬれずに行ける唯一のホテル」として一定の利便性があるのは間違いないので、紹介した。