2022年6月
最終更新 2026年6月
目次
永住者のタイ出入国審査
タイ人用のブースが使える
永住者のタイ出入国審査は、タイ人用のブースを使うことが出来る。
これは、タイ人用でなければならないというわけではなく、外国人用でも可だ。
だからどちらでも使える訳だが、タイ人用の方がずっと行列が少ないし、流れがはるかに早くさばけるので、かなりの時間短縮になる。
入管側の手続きは少し煩雑(らしい)
これは永住者の側には関係のないことだが、入管側に取っては、永住者の出入国手続きは処理が少々煩雑だそうだ。
わたしが出国した際のチェンマイ空港の審査ブースの担当者が、そう言っていた。
またそのため、タイ人用ブースを使っても、処理には一般のタイ人よりも少し時間がかかるそうだ。
この担当者は、「自分は現場に戻って来たばかりで永住者の出国を3年も扱わなかったから、やり方を忘れてしまった」とのこと。他のブースの係員を呼び寄せて、二人で手順を確認しながら処理していた。
タイ出国審査に必要なのはパスポートと居住証明書!
永住者のタイ出国審査には、次が必要だ。
◆パスポート
◆永住権を証する「居住証明書」 Certificate of Residence

永住者になると、パスポートだけではタイの出入国が出来ない。
永住権を証する「居住証明書」 Certificate of Residence の提示も必要になるので、注意が必要だ。
出国スタンプは、パスポートと居住証明書の双方に、それぞれ押印される。
なお、永住者の出国には当然だが、パスポートには有効な「ノンクォーター・イミグラントビザ」のスタンプが、居住証明書には「裏書き」のスタンプが、それぞれ事前に押印されていなくてはならない。
永住者には、ビザ保有者に対する「再入国許可」Re-entry permit が発行されない。
代わってこの二つのスタンプが「対」になって、「永住者用の再入国許可の役割」を果たす。
この二つのスタンプの委細は、こちらにまとめた。
永住者のタイ入国審査
タイ入国審査も、永住者はタイ人用ブースを使うことが出来る。
入国時のタイ人用ブース利用は、外国人用よりもはるかに流れが速くすぐに手続きが済むので、かなり時間の節約になる。
外国人用の方に並んでも問題はないので、もし何かの理由でそうしたければ、それでもいい。
入国審査で提出するのは、以下だ。
◆パスポート
◆永住権を証する「居住証明書」 Certificate of Residence
入国スタンプは出国時と同様、パスポートと居住証明書の双方に、それぞれ押印される。
なお、永住者は当然だが、再入国許可の役割を果たす「ノンクォーター・イミグラントビザ」と「裏書き」の有効期間内に、タイに必ず帰国しなければならない。
この有効期限を超えてタイ国外にいると、永住権が失効してしまう。
十分に注意が必要だ。
入管職員によれば、たとえ飛行機が遅延・欠航した等の理由でも、1日でも超過してしまったら救済はないそうだ。
なので、期限最終日にタイに帰国するようなギリギリの日程は、私は決して組まないようにしている。
デジタル入国カード TDACも必要!
2025年5月1日から、タイの外国人向けデジタル入国カード TDAC(THAILAND DIGITAL ARRIVAL CARD)が、運用開始された。
永住者も例外ではなく、タイ到着前の事前入力が必要だ。タイ人には必要ない。
入力済みになるとQRコードが発行される。
しかし、入力情報はパスポート情報に紐づいて入管システム上で見えるので、入力済みであれば、入国審査では特段にQRコードを提出する必要はないようだ。
追 記(2026年6月)
TDACの運用が開始されてから何度も出入国しているが、2025年に一度、すっかり入力を忘れたままタイに戻り、入国審査を受けてしまったことがあった。
運用開始初期だったせいだろうか、この時は何も指摘されずに入国することが出来た。
永住者のタイ出入国スタンプ
居住証明書 Certificate of Residence に押されたスタンプ
下は、わたしの居住証明書 Certificate of Residence に押された、タイの出入国スタンプだ。

右ページの青い楕円の方が「出国スタンプ」だ。
出国スタンプは永住外国人・非永住外国人・タイ人ともみな同じだ。
一方、四角で赤い「入国スタンプ」の方は、永住者には、入国日だけが押され滞在期限が押されない。
また、ビザ・クラスに何も書き込まれない。
これは、タイ人と同じだ。
なお、左ページのスタンプは、居住証明書 Certificate of Residence に押された「裏書き」Endorsmentだ。
パスポートに押されたスタンプ
タイの出入国スタンプは、パスポートの方にも同じく押印される。

パスポートの方の「入国スタンプ」(赤)には、見づらいが手書きで小さく、前回の出国日が書き込まれている。
なお、入国スタンプの真上にあるのは、パスポートに押された「ノンクォーター・イミグラントビザ」だ。
自動化ゲートの利用は・・・
現在、永住者は自動化ゲートの利用は出来ない。
コロナの前ごろまでは、永住権保持者は事前利用登録さえすれば、スワンナプーム空港・ドーンムアン空港で自動化ゲートを利用できた。
わたしは実際に利用したことはなかったが、当時入管から、永住者は登録可だとの説明も受けた。
しかしその後、2020年前後から大規模なシステム改修があって、自動化ゲート自体がしばらく休止した。
そして、再開されてから現在まで、永住者には自動化ゲートの利用も新規登録も出来ないままだ。
システム改修で、永住者には利便性が上がったどころか、逆に低下した。
タイの様々な制度作りで、永住者という存在はいつも忘れられがちだ。
今後どうにかして欲しいものだ。